ぶらぶら散歩:延暦寺

市内に暮らしていると、晴れた日には遠く比叡山のてっぺんに延暦寺がうっすらとみえます。小学生の頃は大晦日夜、きっと皆んなが紅白を見てる時間に、延暦寺で除夜の鐘をつきに出かけるのが楽しみでした。山の頂上は雪が積もっていたり、ひんやり透き通った空気、巻の焚き火のぱきぱきとした音や木の香り、リズミカルなお経、ちょっと怖い鬼祓い式など、同じ京都市でも街中と比べて別世界だったのを今でも覚えています。
学校で戦国時代について学んだ際には織田信長が延暦寺を焼き討ちしたことが衝撃でした。いくらお坊さんと意見があわへんかったとはいえ、ここまでするか?どやってこんな急な山道を馬で登ったんやろ?お寺を焼いてばちがあたること心配せーへんかったのかな?など疑問だらけでした。
2000年までは山頂に遊園地もあり、夏恒例のお化け屋敷では幽霊のふりをしたバイトに混ざって本物の口裂け女がでるという噂でした。怖くて訪れたことはありません。

▲延暦寺にたどり着くまでの道のりのビュースポット、絶景で空気が美味しい。この日は鹿の親子を見かけました
▲延暦寺に到着。少し道に迷ったのか裏道から境内に入りました。比叡山延暦寺の中心である根本中堂は2026年まで10年間をかけて修復中です
▲延暦寺発祥の地といわれている東塔にある阿弥陀堂。手前には水琴窟があり、水の流れを聴くことができます
▲文殊楼、一行三昧院とも称されています。細長い長い階段を登ると上階には文殊菩薩がまつられています。中は狭いのですが、窓から見える樹木や風の音が爽やか。
すっかり写真を撮るのに忘れてしまったので、ここから2枚は後日に延暦寺を訪れたFayさんの写真です、、ありがとう!
▲鐘楼 – 開運の鐘、大晦日には行列ができます。この日は周りに人がいなかったので、全力でおもいっきり「ごーん!」っと気持ちよく鳴らしました