最近はすっかりオンライン授業に慣れてしまいましたが、11月中旬には久しぶりに大学キャンパスでの対面授業を受けました。新型コロナウイルスが広がる前の1月以来、十ヶ月ぶりです。
マスク着用は勿論のこと、教室に入る前の体温検査と手の消毒、教室出入りの記録など、安心安全対策がとられていました。

今回は通常の講義ではなく、「Global Social Entrepreneurship」という科目のトライアル的なワークショップで、持続可能な開発目標を書籍からではなく、ゲーム形式で考えてみるといった時間でした。
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉をご存知でしょうか。これは国連サミットで採択された、17ゴールと169ターゲットの国際社会共通の目標であり、2030年を期限として各国政府や関連機関、企業などが積極的に取り組んでいます。内容の数が多いので、一つ一つ具体的に何ができるのかをよくわかってないって方も、私自身を含め、多いかもしれません。今回はカードゲームを用いてSDGsの根本を理解することが目的でした。

皆さんクラスルームが久しぶりすぎて、最初は少し緊張気味でしたが、お互い毎週の zoom 講義で顔見知りなので、すぐに「おーやっと会えたね!」「はじめまして、じゃないみたいだね!」と盛り上がりました。特に今年はじめに日本に来たばかりで未だ知り合いが少ない留学生が嬉しそうでした。

今回のワークショップではゲームを通じて、どうしてSDGsが我々にとって重要なのか、どういった可能性に期待できるのかといった大筋を理解できました。

新型コロナウイルスの感染防止としてオンライン講義は仕方のない対応ですが、やはり対面の方が先生や生徒とのコミュニケーションがとりやすく、理解が深まったという印象です。ワークショップの後は、他の生徒さんと外でお茶したり、イチョウが落葉し黄一色のキャンパス内を散歩したり、図書館で本を借りたりと、ビフォーコロナの院生らしい一日でした。今学期、この後はオンライン授業が続きますが、再びキャンパスで講義を受けられる日が待ち遠しいです。