みなさん2週間ぶりです。TAKAです。
最近まで京コネYouTubeでは、京大受験や京大MBA、京大についてなど、京都大学関連のことを長くやってきましたが、11月からは「秋の京都」というテーマでみなさんに情報をお届けしようということになっております。
暑い夏が過ぎれば、今年もおまちかねの紅葉シーズン!京都が一年のうち最もにぎわう時期のひとつで、観光には特におすすめの季節です♪
紅葉の風景だけでなく、古都の町並みも重ねて楽しめるスポットをチェックしてみましょう!選んで間違いなしのおすすめ名所をご紹介します!
目次
1.嵐山
京都屈指の観光スポットで紅葉観賞

ご存じのとおり、嵐山と言えば京都で指折りの観光スポット。かつて貴族の別荘地が集まる場所でもあった嵐山は、自然豊かな景色に富んでいます。
そんな嵐山、もちろん紅葉観光におすすめのスポットです!
青空にぴったりの紅葉グラデーション

嵐山の紅葉と言えば、渡月橋越しに見る風景が一番人気♪嵐山から流れる桂川の両岸に渡した渡月橋は、平安時代からある歴史的シンボルです。

全長150メートルを越える橋の向こうに見える嵐山の紅葉は圧巻!山肌に紅葉のグラデーションが広がる光景も、嵐山ならではですよ。
雲ひとつない秋晴れの日は、特におすすめです♪
11月上旬には季節の祭事も
毎年11月の第2日曜日にはもみじ祭という催しも開催されています。船上狂言やと管弦の演奏など、伝統行事が行われます。しかし今年、2020年はコロナ年ということで開催しないことを決定したようです。残念過ぎる。
2.永観堂
京都の紅葉と言えば永観堂

京都の紅葉スポットとしていわずもがなのお寺、永観堂。紅葉シーズンに訪れたい寺社として一二を争う人気です。
タイトなスケジュールや日帰りの観光なら、迷わず永観堂を選びましょう!
3000本を超える圧巻のもみじ!

秋の永観堂は、3000本を超えるもみじで境内が埋め尽くされます。
池の水面に映る紅葉や山門の石階段を囲む紅葉など、ファインダーにおさめたい光景がそこかしこに!
人気の夜間拝観もOK

11月~12月上旬にかけては夜間拝観も可能です。ライトアップされたもみじ鑑賞も格別ですよ!
日中、どうしても別のスポットを観光したい場合も安心です。
南禅寺のレトロな水路閣も紅葉スポット

ゆっくりと観光できる人には、永観堂の南側にある南禅寺もおすすめです。
寺社ではまず見ることのない、レンガ造りの水路閣(すいじかく)を見に行きましょう。

明治時代、滋賀県の琵琶湖から水を引くために必要だった水路閣は、景観への配慮からレンガを積み上げて作られました。意外にもお寺の雰囲気にとけこむ洋風建築は、歴史を感じさせる風合いやアーチ型の構造も相まって人気を集めています。
秋にしか見られない紅葉とのレトロ感は、必ず感動できる光景です!
3.蹴上インクライン
紅葉散歩するなら蹴上インクライン
京都の秋冬は厳しい寒さで有名ですが、紅葉の季節なら日中はまだまだほど良い暖かさになります。せっかくなら紅葉を眺めながら散歩するのもありですね!
アクティブ派は蹴上インクラインに行ってみましょう。
レトロな光景が残る線路跡

蹴上インクラインとは、滋賀の琵琶湖と京都間で作られた水路事業跡のこと。琵琶湖から引いた水路の水流で発電し、その電気で滑車を走らせていた場所です。
明治時代、東京遷都で衰退し始めた京都を復興させるための事業でしたが、功を奏して、日本初の水力発電所と電車が京都から生まれました。
蹴上インクラインには、当時の滑車用線路が残っています。ちょっと幅広な線路跡には、かつての面影とレトロさを感じるはずです。
昔懐かしい雰囲気を楽しみつつ、両脇を囲む紅葉眺めて歩きましょう!
将軍塚青龍殿には市内を一望できるパノラマも

もう少し足を伸ばせる人には、将軍塚青龍殿もおすすめです。
平安時代、当時の天皇によってつくられた塚が残る場所が、近年新たに観光地として整備されました。
紅葉を楽しめる庭園もおすすめですが、注目は展望台!清水寺の大舞台よりも大きな展望台からは、京都市内を一望することができますよ。

紅葉で色づいた町を見おろすも良し、夕暮れ時にたそがれるも良し。こちらでも夜間のライトアップが行われています♪
4.京都御苑・京都御所
京都中心部でアクセス楽ちんの紅葉スポット

「季節観光が目的ではないけど、どうせなら紅葉も眺めておきたい」ちょこっと欲ばりたいときには、アクセスに便利な京都御苑(きょうとぎょえん)を選びましょう。
京都市内の中心部にあるので、どのエリアからでもロスなしで移動が可能です。

天皇の住まいというだけあって、敷地が広大なのはもちろん、たくさんの木々で埋め尽くされています。秋口には真っ赤なもみじやだいだいのイチョウを、そこかしこで眺めることができますよ。
意外にも園内の芝生は立ち入りOKなので、紅葉を眺めて一息つくにもアリです♪
数日限定の公開もお見逃しなく
「御所の一般公開」もチェックしておきましょう。京都御苑の敷地内のうち、天皇が生活をする皇居を「御所」と呼んでいます。

この御所は平時には拝観できませんが、紅葉の時期に合わせて、期間限定の公開が開催されます。

年にたった2回しか行われていないため、気になる人はぜひお立ち寄りを。
5.叡山電車
京都山あいの紅葉観賞なら「えいでん」で

四方を山に囲まれた地形は京都の特徴のひとつですが、思い切ってそこに足をのばしてみるのもいいかもしれません!
紅葉のトンネルを抜けていく、ドラマチックな光景を楽しむことができますよ!
叡山電車(えいざんでんしゃ)は、通称「えいでん」と親しまれるローカル線。京都市内から北部の鞍馬・貴船をつないでおり、自然豊かな山間部を走る路線です。
新緑や紅葉見たさに利用する観光客が非常に多いことで知られています。嵐山や永観堂に比べると認知度は低いものの、終点の鞍馬駅を往復しても1時間かからないので、紅葉を楽しむには穴場スポットと言えるでしょう!
特に有名なのは市原駅から二ノ瀬駅までの区間。両側をもみじで囲まれることから「もみじのトンネル」とまで称されるほど!
ライトアップのなかをゆっくりと走る、夜間の特別運行もお見逃しなく♪
6.南禅寺 順正
寒い季節に美味しいゆどうふを

紅葉の季節におすすめの京都グルメと言えば、ゆどうふは欠かせません!
冷えたからだにじんわりと染みわたる温かさとそぼくな味は、寒い季節こそ味わってほしい逸品です。

南禅寺そばにある順正は、由緒正しい京懐石のお店です。
名物として知られるゆどうふは、古都観光のグルメにふさわしい上品なお味。
昆布だしの香るなめらかなゆどうふで、シンプルなほどに美味しい!と思わず声が出てしまうはず。
有形文化財の書院を中心とした庭園と紅葉を眺めながら、京都グルメにしたづつみをうってみては。
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今年はコロナの影響もあり、通年開催されていたイベントが中止になったりと、思ったように秋を満喫できないかもしれませんが、それでもモミジの季節は来ます。
ソーシャルディスタンスを取りながら、秋の京都も楽しむべきだと思っています。
観光の参考になれば幸いです。