心の赴くままに:観光MBA受験に必要な英語力

仮面ライダーアマゾン

ご無沙汰しております、Wild81です!

9月のKCB Radioのテーマ「京大・京大MBA」に沿って、こちらのWEBでも今月は京大MBAに関する情報を発信させていただいております。これから受験を考えている方、在校生にとってとてもためになるお話が満載ですので是非、YouTubeチャンネルもご覧ください。

京都大学経営管理大学院観光経営科学コースは、「観光の地域と企業の経営や事業の分野で働く方々を対象にして、経営の基本的な考え方を学ぶと共に、観光の地域や事業の経営の仕方について国際的な文理融合の観点から現場主義で学ぶものです」と、ホームページでは紹介されております。国際的な学びを得るための必要条件として英語力が必要となります。

今回は入試に向けて必要な英語力と得られる学びにフォーカスを絞り情報をお届けします。

入試に必要な英語力

入試概要では、「書類選考と面接で行うAO方式です。ただし、英語のスコアは必要です。TOEIC、TOEFL、IELTSのいずれかを提出してください(ただ、入学後のプログラムを考えるとTOEFL、IELTSを推奨します)」と記載されています。

私が挑戦した時は「 英語力検定試験スコア」の提出が必須でした。TOEFL-iBT、IELTS(アカデミック・モジュールテスト)、TOEIC(Listening & Reading Test)のうちいずれかのスコアを提出する必要がありました。ただし、今年度は新型コロナウイルスの影響で英語力検定が省かれております。大切な入試情報なので詳細はご自分で募集要項を必ずご確認ください!

私が挑戦した時の第2次選考の配点バランスは下記の通りで、全体の5分の1の割合を占めているので、その重要性がよくわかります。スコアを出さないと加点されないので、観光MBAを目指す方なら、受験に向けて英語力検定を事前に受けて準備を進めることを強くお勧めいたします!

第2次選考
 次の2点を総合して選抜します。
 1.第1次選考の成績 (配点 200 点)
 2.英語力検定試験スコア(配点 100 点)
 3.面接の成績 (配点 200 点)

参考 募集要項2021年度<br /> 京 都 大 学 大 学 院 経 営 管 理 教 育 部<br /> (専門職学位課程)経営管理専攻学生募集要項

ちなみに私はTOEICスコアを提出しました。観光MBA前から英語力向上は取り組んでいました。職場の研修でエジプト人の方をアテンドする機会があったのですが、コミュニケーションが取れず悔しい想いをしたのがきっかけです。その後は一念発起して勉強を開始しました。お恥ずかしいお話のですが、当時の私は全く英語を勉強していなかったので、初めてTOEICを受けた時のスコアはなんと”365”でした。。苦笑

その後、「海外の大学研修への参加するためにTOEIC730以上」を目標に掲げて、約4年後に目標を達成できました。その間も職場仲間が学び方を教えてくれたり、家族がサポートしてくれました。感謝感謝です。それにしても時間かけすぎですよね笑

その後、アメリカやカナダの大学へ研修・視察する機会を得ることができ、インタビューや交流を重ねることができました。自身の世界が拡がるとても貴重な体験でしたし、観光MBAを目指すきっかけとなるような経験・体験を積むことができました。その辺りの話は自身がゲストで登場したYouTubeチャンネルで紹介させていただいております。

▲筆者のTOEICスコア推移(筆者作成)

入学後の学び(KCB仲間情報)

先週のYouTubeチャンネルでは、観光MBAの先輩ワンワンさん、同期のさきちゃんから企業派遣の立場で過ごすMBA体験のお話を聞くことができました。ワンワンさんは通学期間中にインターンシップなどでウィーンやヒューストンに数週間滞在し講義での学びを、現場で実践し様々な学びを得られたとのことでした。とても参考になる情報なのでぜひご覧ください。

京コネ仲間のchikaraさんは現在海外留学を検討しています。コロナのため今年の夏のタイ留学は断念する必要があリましたが、来年以降の留学に向け着々と準備を進めています。chikaraさんのブログ「with コロナ時代の交換留学プログラム」では、京大MBAの交換留学情報がまとめられています。

入学後の学び(Wild81情報)

私は入学後に「Leardership Development(御立先生) 」「Global Tourism & Hospitality Management I(David Taylor, PhD前川先生)」「 Business Development(椙山先生)」の3つの英語科目講座を受講しました。観光MBAでは卒業要件に英語科目4単位(専門科目)取得が組み込まれているので、英語力がないと卒業も困難になります。

どの講義も受講生の半数近くが留学生だったので、日本にいながら留学気分を味わえる講義です。全ての講義がグループワークが含まれているので、自身の意見も伝えて議論がする必要がありますし、レポートも英語対応が必須です。どれも良質な講義なので、より深い理解を求めるとなるとやはり英語力が必要だと痛感しながら講義を受け続けていました。

前期に受講した「Global Tourism & Hospitality Management I」では、コロナ禍における観光&ホスピタリティ産業のマネジメントについて認識を深めることができました。講義では、毎回お題に沿ったWinner企業とLoser企業を自分で見つけ出し理由を添えて事前に課題を提出します。

airbnbやオリエンタルランドなどはWinnerとLoserで登場するような場面もあり、その中でお互いの主張を議論し合うのはとても刺激的で、多面的に事象を捉えることの大切さを再認識できました。DXが進んでいる企業がWinnerで取り上げられることが多く、クラウドサービス、AIをフル活用して、マーケティング、revenue management等の業務効率を向上させていることが印象的でした。また、多角化戦略を取り入れてリスク分散を実現させている企業の強みも再認識できるような講義でした。

コーネル大学の学生たちもこの講義には参加しており、グループワークではアメリカ人、中国人の学生と共に各国のDXの問題点や課題について議論して、最終日にプレゼンを行いました。賞を取ることはできませんでしたが、他国の学生と議論したり、プレゼン資料を協働して作り上げる過程は、留学体験のない私にとってはとても貴重な体験・経験につながりました。

▲京都大学経営管理大学院観光経営科学コースHP 代表的な科目より

最近の英語学習でハマっている動画

というわけで、大学院での学びを深めるためには英語力向上が欠かせません。少しでも英語力を向上させるために最近ハマっているのが、Nas Dailyです。「英語の字幕付き」「1本の動画が1分程度」ということでシャドーイングにもってこいの動画です。

Nasさんが世界各国を恋人や仲間たちと駆け巡り、政治・宗教・歴史・環境・文化・人種・生き方・発明等を切り口に様々な情報を発信してくれています。テンポの良いタッチ、綺麗な動画・音楽に魅了されています。よく試聴する動画が何本かありますが、その中で最近1番好きなのはHe is real Tarzan!です。リアルターザンです笑 

改めて

書きながら改めて英語力の大切さを認識しました。MBAの同期、先輩、後輩はみんな英語がとても上手で、講義などを通じて世界各国の学生との繋がりを広げています。私もせっかく良い機会を得られているので、この機会に再度英語学習にも向き合い、MBAの学びや新しい出会いを豊かにしていきたいと思います。

それでは、また!

PS:アイキャッチ画像の仮面ライダーアマゾンは、京大のジャングルらしさを表現したく使ったものです。他意はないので悪しからず笑