【志望動機】
日本政府観光局(JNTO)にて、訪日インバウンドの現場を国内、海外で14年経験し、2018年に独立起業。これまでの訪日誘客に関する経験を学術的に整理すると共に、自社の企業価値最大化のため、経営学を体系的に学びたいと考えたためである。観光に特化したMBAは日本国内に少なく、「観光」を学ぶには京都という歴史、人気とも随一の環境に身を置けるのは他では得られない経験である。

【京大観光MBAの魅力】
様々なバックグランドを持った同級生の存在である。日本人のみならず多くの留学生、学部卒からの進級、会社に在籍しながらの通学、経営者、会計士、医師と、バラエティに富み、特にグループワークでの意見交換、資料作成過程で新鮮な視点を多く得られることが出来た。また、GSM以外の授業も履修可能であり、京都大学に集まる叡智を吸収できることが魅力でもある。

【将来の展望】
少子高齢化の中で、特に地方部においては、交流人口の拡大は喫緊の課題であり、国内、海外からの訪問者に、お金を落としてもらう仕組み作りを深化させる必要がある。また、観光立国が政策として掲げられる一方で、日本国内において、観光業は軽視されがちである。観光業従事者の地位向上、賃金向上が欠かせない。こういった観光で「稼げる」地域、人財育成を、現場目線をもちながら、マーケットインの視点で取組を続けていきたい。
http://www.gsm.kyoto-u.ac.jp/ja/links-ja/student-voices/current-voices_ja/2890-202009-2_ja.html