卒業まであと半年

皆さんこんにちは。

タイトル通り、我々京コネのメンバーは2019年の入学により、順調にいけば2021年に卒業を迎えます。(一部メンバーは自己都合にて卒業をずらすメンバーもいます)
長いようであっという間。しみじみ。

コロナのおかげで京都大学は前期はオンライン講義のみでした。
後期も当初オンライン講義にするよという通知が来ていましたが、授業によっては対面+オンラインを併用しての講義になりますという修正メールが最近になってきました。
いつかのブログにChikaraさんも「オンライン講義」について言及されていましたが、オンライン講義にはその良い面もあれば、悪い面もあると思います。

▲ Yahoo! News より引用

大学生からも学費が低減されないため「大学の授業の質が学費に見合っていない」という声が上がっていると聞きます。一部では「退学」も考えているという学生が多いということも耳にします。
確かに、2019年入学当初の京大院、2020年の現在の京大院でも異なる点が多数。

コロナ前の京大院(MBA)コロナ後の京大院(MBA)
附属図書館や院生自習室が自由利用できた利用できない状況/制限あり
コピー枚数のカードをもらった
枚数制限はあるものの自由にコピー
できた
コピーも出来ない。
学費にコピー代も確かに含まれているはず
人脈構築が容易
僕らは出会って速攻LINEグループ
を作成しました
人脈構築が不得手
オンラインにより友達もできない
友達目的ではないものの大事な事
教授陣との距離が近い教授陣との距離が遠い

学費の面で言うと、確かに私大の場合は学費も高い分、大学「施設」が使えないと特に図書館やジムなど含め、「施設」面での不満が出て当たり前だなと思います。

今のM1の方からの話を聞くと、3番の人脈構築や4番の教授との距離感がかわいそうだなと思います。
やはりMBAは自分の業種だけでない様々な方が来ているので(中小・上場関わらず会社経営者/サラリーマン/医師/弁護士や会計士などの仕業の方々)、結構刺激になることも多いですが、その構築が難しいのが可哀想に思います。実際にM1の方からもそういった声を聴きます。
教授との距離もオンラインでは近く感じるものの、実際には物理的な距離が近いわけではないので、そこももどかしく感じる場面かと思います。
と、オンラインの良しあしは置いておいて、前回に続き、今まで私が履修してきた講義のおすすめを引き続き情報提供できればなと思います。


2019年前期に履修した授業とお勧め

  • 組織行動
  • 経営戦略
  • マーケティング
  • 会計学
  • 統計分析
  • ファイナンス
  • イノベーションマネジメント基礎
  • ツーリズム産業論
  • デスティネーション・マネジメント論

上記のうち、必修は組織行動から統計分析まで。ファイナンスは基礎でしたが、スーパーバイザーの若林先生に言われて履修しました。

この中で一番面白かった講義は、イノベーションMGMT基礎。
この授業は大学院生のみの履修ではなく、大学学部生も履修しているインタラクティブな授業。

▲京大シラバスより引用

この授業は基本的に対話式授業だったので、理解を深めながらイノベーションMGMTについて学べました。
京コネメンバー、さき☺ちゃんも「エジソンx京都」の記事でこの授業の内容の触りを書いています。
エジソンがすごいところは、「白熱電球を作った」というところではなく、「その技術を世の中に広めるところまで頑張ったところ」なのである。
イノベーションでの議論で切っては切り離せない、クリステンセン氏の話や、シュンペーター氏、マイケル・ポーター氏、ドラッカー氏の話も盛沢山なので、実際に機会があれば是非とってみてください。
大変だったのは、学部生も履修する授業だったので、中間テストや期末テストは普通にあり、それぞれが手書きだったこと。

この授業をご担当の前川佳一特定教授は、この京コネYouTubeにも後日(おそらく10月初頭)ご出演の予定ですのでお楽しみに!


2019年後期に履修した授業とそのお勧め

  • 人的資源管理論
  • サービス経営論
  • サービスモデル活用論
  • サービスビジネスモデル分析
  • 京都観光文化論
  • Turnaround Management
  • 観光事業戦略論

去年2019年の後期に履修した授業の中では、前回の私の記事でも書いた「観光MBA受験とお勧め講義」こちらの中に書いてある「観光事業戦略」がお勧めです。
今年の後期は、David Atkinson氏やHOTEL SHEで活躍されている龍崎氏が来賓されるということなので、今年も聴講しようかなと考えています。

▲「観光事業戦略論」今年のチラシを抜粋しました

こちらの講師を務める池尾健先生は、去年の授業依頼仲良くさせていただいており、何度か講義後に呑みに行ったり、東京でお会いしたりと、いまだにLINEでやり取りしていただく関係です。とってもフランクで大好きな先生です。
池尾先生は立教大学でも講師を務めていますが(むしろそちらがメイン)、10月の中旬ごろに京コネYOUTUBEにもご出演いただく予定ですので、よかったら是非いらしてください!多分14日の配信でのご登場となると思います。


2020年前期に履修した授業とそのお勧め

  • ビジネスエシックス
  • サービス(無形資産)会計
  • Organization and Management
  • 企業分析
  • 新規事業創出論
  • ワークショップ
  • ILASセミナー(観光2.0)
  • スペイン語

2020年の前期は、専門科目を中心に取りました。
そして、外部講師の授業ばかりでした。
この中でのお勧めは
「観光2.0-京都大学 情報学研究科 馬超先生」
「企業分析―早稲田大学 会計大学院の松本敏文先生」

観光2.0では「python」を使って観光関連のデータ分析を学びました。
顧客行動分析やルート推薦、スポット分析など。
證券出身/経営学部出身ですが、こういったプログラミング系を全く触ってこなかった自分にとっては多くの学びがありました。
論文を書く際にもうまく活用できそうな気がしますし、現在の自分の担当教授にも必須授業にすべきだ!と熱弁しておきました。それほどお勧めです。

企業分析では、早稲田大学の松本敏文先生が客員教授となり講座を開講してくださったのですが、説明がとってもわかりやすく(どんなバックグラウンドの方にでもわかるように説明していると感じた)オンライン講義だったのにオンラインでないと思えるほどでした。インタラクティブなやり取りは無かったのですが、各説明が的確で無駄がない感じでした。

実際に説明を交えながら、実務として企業分析していただいたので頭へのインプットがより深まった講義でした。


さて、今回の記事もどちらかというと、観光客向けでもなければ企業向けでもないのですが、京大MBA/観光MBAに興味のある方にリーチできればいいなと思って書いてみました。

京コネメンバーそれぞれがそれぞれの視点で京大MBAや観光MBAについて書いているので是非他の記事も参考にされてください。

それではまた来週!!!