新型コロナで収入減、学生でも申請できる給付金や融資を活用して乗り切ろう

新型コロナウイルスの収束時期が見えないまま半年が経ちました。以前はアルバイト募集広告で溢れていた京都市内も今は厳しい状況です。今日はこの時期に大学生が申請できる給付金や金銭的な支援制度のいくつかをご紹介します。どれも一見難しそうですが、やってみると申請書1〜2枚で済むものばかりです。

▲ 前期は全講義がオンラインとなり、人がまばらだった吉田キャンパス

授業料の免除/入学料の免除:
新型コロナウイルスによる生活難が原因で学生が辞めないよう、各大学が授業料の免除等を提供しています。各大学で必要書類や対応が異なるので、まずは学生支援窓口に相談すると良いと思います。
京都大学の対応に関してはこちらのサイトに詳しく解説されています。
www.kyoto-u.ac.jp/ja/education-campus/tuition/jumen

特別定額給付金:
ニュースや SNS でも幅広く取り上げられ話題になった10万円を支給する制度。2020年4月27日時点で、住民基本台帳に記録されている方であれば全員が対象です。
もし申請がまだであれば京都住民は9月15日が締め切り。
www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000268818.html

学生支援緊急給付金:
既に募集期限を過ぎてしまったのですが、1次募集では申請者数が予測を下回ったと聞いたので、もしかすると後期に向けて再び申請ができるようになるかもしれません。
対象となるのはアルバイト収入が大幅に減って修学継続が難しくなった学生。給付額は住民税非課税世帯の学生で20万円、それ以外の学生は10万円。
www.mext.go.jp/a_menu/koutou/hutankeigen/mext_00691.html

▲ 日本経済新聞が4月に行ったアンケートでは大学生の過半数が新型コロナウイルスによりあるアルバイト収入が減ったりゼロになったことがわかりました(日経、2020/04/23)

国民健康保険料の減免申請:
新型コロナウイルスの減免申請とは別に、大学生であれば学生納付特例制度を利用することで在学中は保険料の納付が猶予されます。最寄りの区役所で申請できます。
www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000047893.html

貸与型奨学金:
新型コロナウイルスの影響により家計が急変した場合、支援の対象となります。支給金額は状況により異なるので、まずは日本学生支援機構奨学金相談センター(0570-666-301)に相談を。
www.jasso.go.jp/shogakukin/kyufu/kakei_kyuhen/__icsFiles/afieldfile/2020/03/25/kakeikyuuhen_annai.pdf

奨学金返済期限猶予:
収入減や失業を理由に奨学金の返済を1~10年間延長出来る制度です。猶予期間中は、利息や延滞金、保証料等が増えることはありません。
www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/index.html

コロナ対策見える化!京都市内の学生向けアルバイト求人情報:
こちらは給付金ではないのですが、大学コンソーシアム京都の雇用支援に関する特設サイト。短期から長期のアルバイト募集が掲載されています。
www.aines.net/city-kyoto

最後に、アルバイトの残業代に関するトラブルや不本意ながら雇用を打切られたりした場合には、労働支援の NPO 法人、POSSE に相談してみると良いかもしれません(03-6693-6313)。
www.npoposse.jp