洋楽の京都:ボウイ、Air、ザ・キュアー

京都に暮らしていると、常にどこからか音楽が聞こえてきます。特に気に入っているのは鴨川沿い丸太町の橋の下で聴く中国の楽器、二胡の演奏や、四条河原町の街角での十一さんのチャップマン・スティック演奏とソプラノ、毎年祇園祭が近づくと街中で聴こえてくるお囃子です。
京都出身のバンドやミュージシャンは様々ですが、京都が曲中に登場する洋楽は意外と低ないようです、今日は京都がテーマの曲をご紹介します。

▲クリックすると試聴できます。デビッド・ボウイのベルリントリロジーの一枚「Heroes」に収録されている「Moss Garden」は西京区松尾にある西芳寺、苔寺をイメージされた曲。キャッチーな曲が数多いこのアルバムの中であまり目立たない存在ですが、co-writer であるブライアン・イーノ色の強いサウンドです
▲クリックすると試聴できます。先週にも紹介した映画「ロスト・イン・トランスレーション」に使われている Air の「Alone In Kyoto」。映画は2003年にリリースされ、その後2004年にはアルバム「Talkie Walkie」にも同曲が収録されています。同映画のサントラは Squarepusher に Death in Vegas などめっちゃおすすめです。Squarepusher は昨年、DJ イベントで京大近くの Metro に来日していました。プロデューサーはナイジェル・ゴッドリッチ。同時期にレディオヘッドの「Hail To The Thief」やベックのほぼ全曲元カノとの失恋を歌った「Sea Change」といった名アルバムを次々とプロデュース
▲クリックすると試聴できます。英国バンド、ザ・キュアーの「Kyoto Song」。歌詞は「貴方がプールで溺れ死んでしまう悪夢を観た。朝2時45分に起きてしまった」と悲しい内容で京都とどう関連するのかわかりません。もしかすると京都に宿泊した際にこの曲の元となった悪夢を観てしまったのかも
▲ビヨンセとジェイ・Z 夫婦がザ・カーターズ名義でリリースした「LOVEHAPPY」、京都との関連を先日この曲を聴いていて気が付きました。実際には京都府内ではないので、ここでご紹介するには少し無理がありますが、曲中に長岡京市から南のサントリー山崎蒸溜所で製造されているシングルモルトウイスキー山崎が登場します。「波止場のでっかいヨットに座って山崎のロックをすする」(Sitting, dock of the bay wit’ a big yacht Sippin’ Yamazaki on the rocks)。ラヴ・ハッピー、流石ビヨンセ、ええ生活してるなーっと思った台詞です