ぶらぶら散歩:ボウイ

日本でデヴィッド・ボウイゆかりの地といえば京都。70年代中頃には山科区九条山「桃源洞」で暮らしていたとも言われています。その後も撮影やハネムーンで訪れたりと様々な逸話が残っていますが、彼の京都での写真を見ていると、メジャーな観光スポットを訪れるのではなく街を散歩していたり、商店街で買い物、ライブハウスで遊んでいたりと、「暮らすような旅」を実践されていたのが伺えます。

▲カメラマンの鋤田正義さんの一枚。阪急河原町駅かもしれない、まるで映画のワンシーンのような光景でめっちゃかっこいい
▲ボウイは知恩院の門前市場だった古川町商店街で八幡巻きを購入している写真が残っている。夕食の買い物前には御影堂を訪れたのだろうか
▲ボウイが度々訪れたという麩屋町通の河道屋晦庵。二階のプライベートな部屋で「天ざる」を注文したらしい
▲夏の河道屋晦庵といえば茶そばの上に鳥の山椒焼と大根おろしを添えた「みぞれそば」がおすすめ
▲数奇屋造りの店舗(?)の前に立つボウイ。この他にも骨董品店を巡ったり、正伝寺の日本庭園で時間を過ごしたり、西芳寺(苔寺)を訪れたりと京都の日常をボウイが満喫していたのが伺える
▲ボウイは1990年代初めに新婚旅行で京都を訪れ、妻のイマンさんと祇園祭を見物したそうだ。こちらは2019年の写真。お祭りのない今年の京都は寂しい限り

Spotify にあげたボウイのプレイリスト。クリックすると視聴できます!「Heroes」は2019年の映画「ジョジョ・ラビット」の号泣ラストシーンで効果的に起用されていました